中古販売されているオートマ冷凍車のオススメ

オートマ冷凍車のオススメについて【イメージ画像1】

トラックといえばマニュアル車だけというイメージがあるかもしれませんが、最近はオートマ車も増えています。特に、冷蔵・冷凍車・保冷車でよく使われる2トンクラスのトラックでは、急速に普及が進んでいます。
最近、中古車市場にも出回るようになったオートマ冷凍車・保冷車について、そのメリットなどをお伝えします。

◆そもそも、なぜトラックはマニュアル車が多いのか
トラックにマニュアル車が多いのは、主に経済的な理由によるようです。
1. マニュアル車のほうが燃費が良い
2. マニュアル車のほうが車体価格が安い
3. マニュアル車のほうが維持費が安い
運送トラックは走行距離が100万キロを突破する場合があります。1台だけならささいな違いかもしれませんが、数十台ものトラックを擁する運送事業者レベルになると、ランニングコストの差は見逃せない経営課題になります。車体の耐久性と燃費のよさはマストといえます。
また、プロのドライバーの中には、自動でシフトチェンジされるオートマ車では、自分の思い通りの運転ができないという理由で、マニュアル車を好む人もいるようです。
マニュアル車とオートマ車ではエンジンの性能は同じなのですが、オートマ車のほうがギア数が1~2速少ないため、重い貨物を運ぶトラックでは、パワーが物足りないという声もあります。

オートマ冷凍車のオススメについて【イメージ画像2】

◆トラックのオートマ車が普及してきた理由
では、従来マニュアル車が好まれてきたトラック業界で、オートマ車が普及し始めている理由はどういった面にあるのでしょうか。
一つは、オートマ限定運転免許の普及があります。警察庁の統計によると、免許取得者の半数以上がオートマ限定免許を取得しているそうです。
とくに、平成19年6月の道路交通法の改正によって、普通自動車運転免許では2トン以下車両総重量が5,000キロ(5トン)以下のトラックしか運転できないことになりました。冷蔵車・冷凍車は架装が重いため、2トントラックであってもしばしば総重量が5トンを超えてしまいます。
普通運転免許で運転できないトラックを運転する場合は、中型運転免許もしくは大型運転免許を取得する必要があります。中型自動車運転免許は、普通自動車運転免許を取ってから2年が経過していないと取得できないため、取得できるのは20歳以上の人に限定されます。大型免許は3年必要なので、21歳以上となります。
運送事業者は高校を卒業したばかりで免許を取り立ての若者をトラックのドライバーとして採用できなくなり、運送業界では慢性的にドライバーが不足しています。
こうした状況のなか、運送事業者も女性ドライバーなど、オートマ限定免許取得者の採用も視野に入れていかなくてはいけません。
また、課題であった燃費についても、運転歴の短いドライバーではオートマ車であってもマニュアル車であっても低燃費の運転をするのは難しいものです。最近のオートマトラックのトランスミッションは乗用車並みの快適さを実現できるようになっており、初心者ドライバーであってもベテランと同じレベルの燃費を実現できるようになっています。
こうした理由から、オートマ車のトラックが普及し始めているのです。

◆準中型自動車免許の導入でオートマトラックに影響も?
新免許制度の導入によるドライバー不足を受けて、政府はトラックの運転免許区分を再度見直し、2017年の6月頃までに普通運転免許と中型運転免許の中間にあたる「準中型自動車免許」を新設する見通しです。
準中型自動車免許では、「総重量3.5トン以上7.5トン未満」の車両が運転できるようになります。一方、普通免許は総重量が「3.5トン未満」に引き下げられ、中型免許が「7.5トン以上11トン未満」になります。普通免許で運転できるのは、ほぼ乗用車のみとなると考えてよいでしょう。
先に導入された中型自動車運転免許でもオートマ限定免許という区分がないので、中型自動車運転免許の普及や準中型自動車免許の導入で、オートマトラックの普及状況も影響を受ける可能性があります。

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◆オートマ冷凍車の人気タイプ
三菱ふそうのキャブオーバー型小型トラック「キャンター」のオートマ車は、トラックでは世界初のデュアルクラッチ式6速AMT「DUONIC(デュオニック)」を搭載。スムーズにシフトをチェンジすることが可能です。また、キャンターにはペダルが2つ搭載されているのでオートマ限定免許でも扱いやすく、とくに停車を繰り返す配送ドライバーの負担を低減することができます。
キャンターは2トン車ですので、現行では普通運転免許でも運転することが可能です。
ボディは「標準キャブ」の標準とロング、「ワイドキャブ」のロングと超ロングの4種類があり、冷凍車の架装タイプはマイナス30度程度まで温度管理能力があるので、低温冷凍車として冷凍魚介類、調理冷凍食品、冷凍めん、アイスクリームまで幅広く運ぶことができます。

◆まとめ
以上、マニュアル車ばかりだったトラック市場にオートマ車が増えてきている理由について紹介しました。中古で販売されている冷凍車・保冷車購入時の検討材料としていただければ幸いです。